妊娠中に摂取する葉酸サプリの注意すべきこととは

妊娠中に大切とされる葉酸は、サプリメントよりも食事から摂る方が良いだろうという考えの人も少なくありません。
サプリメントを摂取したことでお腹の赤ちゃんに影響が出ているのではと思われる事例もいくつかあることが背景にあります。
そう考える人たちは、出来る限り食事から、または加工食品から摂取するべきだと言います。その理由などを説明していきますね。

 

・なぜ葉酸サプリメントを使用しない方が良いか
【安全性】
そのサプリメントが安全であるかを調べるには実際に使用する必要があります。今回の場合は、妊婦さんにサプリメントを飲んでもらって、赤ちゃんにどういった影響があるかを調べる必要があるのです。
しかしこれには論理的な問題から実際に調査することは不可能なので、サプリメントを飲んだら赤ちゃんにどう影響するかなどは現時点で全く不明だということです。
”母体にも胎児にも安全”だと謳う製品にはそれを裏付ける調査が行われていないので、書いてあることをそのまま全て鵜呑みにして信じることはやめましょう。

 

【副作用】
例えば葉酸サプリメントが葉酸だけで出来ているわけではないように、サプリメントには様々な成分が配合されて作られています。その全ての成分同士の相互作用が無いとは言えません。
さらに含まれる添加物でアレルギー反応を起こす副作用の可能性も考えられます。

 

相互作用…お互いの働きによって影響を与え合うこと。

 

【過剰摂取】
手軽に栄養を補えるサプリメントはその手軽さから、効果を早く得たいなどの間違った認識によって用量以上の摂取をする人も少なくありません。
それが過剰摂取となり、葉酸の場合、肺がんや前立腺がんなどのリスクを高めてしまうことがあります。

 

・正しい葉酸の摂り方
葉酸は熱に弱く、水に溶けやすい性質から食事で摂取するのが難しいと言われ、熱調理によって食品に含まれる葉酸が失われてしまい、例えばブロッコリーであれば10分煮ると69%も葉酸が失われると判明しています。
水を使わずに蒸す為に、ステンレス製の多層構造の鍋で調理すると、葉酸以外の栄養素も失われる量は最小限になります。
水に溶けやすい性質を利用すれば、野菜ジュースを手作りすれば水に溶けだした葉酸も、ジュースとして一緒に摂取することができます。
市販される野菜ジュースではほとんどの栄養素が失われているので、効率的に葉酸を摂取できる自家製ジュースがおすすめです。

 

・赤ちゃんの健康のために
お腹の赤ちゃんには葉酸はかなり重要です。しかしただ摂ればいいというものでもないことはお分かりいただけたでしょうか。
手軽なサプリメントはとても便利ですが、様々な問題の可能性が考えられたり、そもそもその効果を証明するものがありません。
栄養素の弱点などを理解し、弱点を克服する調理法をすれば、たくさんの栄養を摂取することができます。
多少面倒に感じても、間違いなく安全で安心な方法で、赤ちゃんの健康のために葉酸など必要な栄養を摂取しましょう。